こまの考え

音楽についてだったり、違かったり

ELLEGARDENを伝説たらしめる理由

2008年

あるバンドが活動を休止した

 

ELLEGARDEN

 

1998年千葉県で結成された日本のロックバンド

ボーカルの細美氏の優しくも力強い歌声、

キャッチーでクールなパンクサウンド、

フロアを熱狂させるパフォーマンスで

インディーズながらも絶大な人気を誇った

 

そしてその人気は活動を休止した今でも衰えることはなく

ファンは彼らの復活を10年待ち続けている

 

わたしも例外なくそのファンなのであるが

 

わたしがELLEGARDENと出会ったのは中学生の時である

当時わたしは色々な音楽を聴こうと、いろいろなバンドのCDを借りて

WALKMANに曲を入れていた

あるときネットでおすすめされて聞いてみた「高架線」

これが初めて聴いたELLEGARDENの曲である

 

一言で言うとセンスの塊だ

この曲を聴いたとき、今まで求めていた音楽がそこにあった

痒いところに手が届いたというか

この曲でELLEGARDENというバンドに出会えて、本当によかった

 

その後「ELEVEN FIRE CRACKERS」というアルバムを借りて

度肝を抜かれた

こいつらかっけー

「Salamander」を聞いた瞬間にそう思った

ここまで骨太なロックサウンドを奏でるバンドを知らなかった

今の日本のバンドにはない魅力だ

 

とにかく、聴いたことない人には一度聴いてみてほしい

彼らの楽曲の素晴らしさはブログで説明できる気がしない

 

本題に戻ろう

なぜ彼らは活動を休止して10年たった今でも

「伝説のバンド」として語られているのか

 

一つは単純に楽曲のよさだろう

パンクバンドの教科書のような曲が多い

アメリカの西海岸っぽさというか

そのような曲が好きな人には間違いなくストライクなバンドだ

やはりいい曲は世代を超えて愛されるのだ

 

一つは人気絶頂のときに活動休止したこと

人気が絶頂であるときに突然告げられた活動休止

ファンは当然悲しむだろう

そして復活を望む

何年も何年も

所謂、神格化というやつだろうか

当時の人気は名声となって奉られ、

絶大な人気を誇った伝説のバンドとなった

 

この人気絶頂期の別れというのは

伝説として名を残すための一つの条件のような気もする

ハイスタもそうだろう

カートコバーンもそうだろう

例えば今ブルーノマーズが自殺したら

間違いなく伝説のポップシンガーとして

世に語り継がれるだろう

 

大人気の時に解散、休止、自殺されると

「こんなに人気なのにどうして!?」

と人々は思うはずだ

人気が落ちてきたときだときっと

「まぁ落ち目だったしなぁ...」

となるはずだ

 

その最たる例がMy Chemical Romance、通称マイケミ

彼らは「The Black Parade」というアルバムで世界的に人気となった

しかしこの作品で彼らは燃え尽きた

彼らのクリエイティビティは死んだ

そのあとに出したアルバムは今までの彼らの楽曲と雰囲気が違く

多くのファンを困惑させたと同時に、見限られることとなった

そして2013年に解散したのだ

マイケミもいまだに人気のバンドなのだが

「The Black Parade」を出した後に解散していたら

間違いなく伝説のバンドとして知れ渡ることになっただろう

誤解しないでほしいが、わたしはマイケミの大ファンだし、どのアルバムも好きよ

 

エルレの話に戻ろうか

そんな彼ら、実は今復活説が出ている

2018年9月9日、AIRJAM2018にて復活するのではないかという説

これは彼らの楽曲である「No.13」に出てくる

「September 9」という歌詞からきている

また会場も千葉県であり、彼らが活動を始めた拠点も千葉県

復活説が出るのも納得の偶然なのだが

個人的には他のアーティストのフェスで復活するとは思えない

彼らはライブハウスに戻ってくる

わたしはそう信じている